コラム

2023-09-15 18:08:00

いろんなコミュニケーションのカタチ|nibloomコラムvol.40

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研修やコンサルでいろいろな会社に出合う中、業界によってコミュニケーション環境はさまざまだなあと感じます。
今日は、仕事で建設業の会社におじゃましてきました。そこの若手社員さんたち、口を揃えて「この仕事をしてコミュニケーション能力が磨かれた」とおっしゃる。
建設業って(会社にもよりますが)若い現場監督さんがベテランの大工さんに指示を出すようなことがある。加えて、お施主さんや現場の近隣住民、協力会社や役所の人…などなど、いろんな立場の人とうまくやり取りをしていかなくちゃいけない。そりゃあコミュニケーション能力が磨かれるわけですな! 活躍されている若手の皆さんが眩しく見えたのでした。
私の著書『後輩がはじめてできたら読む本』の副題は『先輩として自分も成長できる伝え方50』。いろんな人が身を置くいろんな環境で、後輩に限らずいろんな人とコミュニケーションをとる時の具体的なやり方を掴めます。人間関係やコミュニケーションの突破口を探している方に、ぜひ手に取っていただきたいです!
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※写真は帰り道にひと休みで寄った大好きなカフェです
2023-08-27 15:51:00

フランスベッドファニチャー株式会社さま社員研修レポート|nibloomコラムvol.39

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今回は、2023年8月に行った企業研修のレポートをお届けします。

■ご依頼主:フランスベッド労働組合さま
■対象:フランスベッドファニチャー株式会社(佐賀県三養基郡上峰町)の社員さま 32名
■タイトル:今からつくれるポジティブで明るい職場環境

職場内のコミュニケーションをよりいっそう活性化させてポジティブな風土をつくりたい、とのご要望を受けて企画しました。

受講された32名の中には普段他の社員さんとあまり接する機会がないという方も多かったので、受講者さん同士で会話をしていただけるミニゲームからスタートしました。立って歩いて体を動かしたりもすることで、適度に体と心の力が抜け、学習するのに適した状態になり、研修の効果を高めることができるのです!

そして本題。今回のカリキュラムは下記の通りです。

1.ポジティブな思考のつくり方
2.人の良いところの見つけ方・伝え方
3.職場を明るくするコミュニケーション

1ではポジティブ思考のメリットと注意点、ポジティブ思考になるためのコツをレクチャー。2は皆さんから「ほめるのが難しい理由」を伺いつつ、それを解消すべく人のほめ方のポイントをお伝えしました。そして3では「職場における”心理的安全性”の重要性」に触れ、明るくポジティブな職場であるための心理的安全性の高め方を学びました。

最後に、この研修で学んだことを踏まえ「自分が明日から実践すること」をお一人ずつ宣言。人前で話すって、慣れていない方にとっては想像以上にハードルが高いものだと思います。ですが、一人残らずしっかりと宣言されていました! これからぜひ実践を頑張っていただきたいです。

nibloomではこのような、企業の社員さまを対象としたコミュニケーション研修を行っております。「どのような研修をしたらよいかわからない」「依頼するのが初めてなので何から着手していいかわからない」といった場合もお気軽にご相談ください。ご依頼・ご相談は下記のお問合せフォームからお待ちしております。
https://nibloom.com/contact

そのほかの研修実績はこちらでご紹介しております
https://nibloom.com/diary/category/1176942

2023-08-25 08:16:00

たった数時間の研修で社員の表情と発言が変わるヒミツとは?|nibloomコラムvol.38

「社員たちのあんなに明るい表情、見たことない!」
「あの人が、あんなにポジティブな発言をするなんて…!」

これは、nibloomの講師・北村朱里が企業研修を終えた後に担当者の方から実際に言われたことです。

研修を行うことで表情が明るくなったり、発言が前向きになったりする。これはひとつの研修の成果だと思います。

もちろん、そうなったのは偶然ではなく、そうなるように「仕掛け」と「働きかけ」をしています!

仕掛けとは研修の企画、構成、内容、進め方、座席の配置決めなどの準備。働きかけとは研修当日の接し方、促し方などいわゆるファシリテーションのことです。

「うちの社員たちは研修の場で発言なんてしないと思うよ?」なんて事前に言われていた企業で研修を行ったら、ディスカッションや発表の場面で全員が発言していて驚かれたことも。

これもすべて北村の「仕掛け」と「働きかけ」のなせる技なのです。

そして、この変化を未来につなげていくためにアフターフォローや継続研修もバッチリさせていただけます。

「職場にネガティブな雰囲気が蔓延して困っている」「社員がもっと前向きになってくれたら…」そんな経営者さまや人事担当者さま、nibloomへお声がけください! 明るい職場づくりの第一歩になる研修、御社のためだけにおつくりします。

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nibloomでは、企業や組織の職員さまのためのコミュニケーションに関する研修を行なっています。対象や目的に応じてオーダーメイドで企画します。お気軽にご相談ください。

ご相談はお問合せフォームからお待ちしております
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過去の研修実績はこちらで紹介しています
https://nibloom.com/diary/category/1176942

2023-07-27 20:19:00

佐賀県土地改良事業団体連合会さま 新入社員研修レポート|nibloomコラムvol.37

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今回は、2023年7月に行なった新入社員研修のレポートをお届けします。

■ご依頼主:佐賀県土地改良事業団体連合会さま
■対象:入職1~5年程度の方16名
■タイトル:新入社員のためのコミュニケーションステップアップ研修 step2

4月と7月の2回にわたる研修の2回目です。
4月の様子はこちらから
https://nibloom.com/diary/64703

前回にウォーミングアップとして行ったゲームが好評だったため、今回も同じようなタイプのゲームを実施。立って歩いて体を動かしつつ、他の受講者とのちょっとしたコミュニケーションができるものです。これにより適度に体と心の力が抜け、学習するのに適した状態になって、研修の効果を一層高めることができるのです!

そして本題。今回のカリキュラムは下記の通りです。

1.宿題の振り返り
2.電話応対の基本
3.相手の良いところの見つけ方・伝え方
4.目上の人とのコミュニケーション

1について、前回(4月)の終わりに出していた宿題は、研修で学んだことをもとに7月までの行動目標を立て、その進捗や結果を上司とともに振り返ってワークシートにまとめてくるというものです。それをもとにお一人ずつ「できたこと」「学んだこと」「これから取り組みたいこと」を発表していただきました。皆さん自分の言葉で具体的に報告してくださり、3カ月という短い期間で確実にポジティブな変化があったことが伺えました。中には「自分が目標を上司に伝えたことで、上司もサポートしやすくなったと言っていた」との声も。若手が成長に励むと、上司の成長にもつながるのですね! 各自の取り組みをシェアすることで、新たな気付きもあったようです。

今回のように期間をあけて複数回の研修を行う場合、こうして間に「宿題」を設けます。それにより「4月と7月に2回の研修を受けた」だけでなく「4月から7月までずっと学びが続く」状態を生み出すことができるのです。

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2~4については私からの一方的なレクチャーは少なめにして、皆さんご自身に「今困っていること」「わからないこと」を挙げていただき、その場でお答えしていくスタイルをとりました。新卒で入社直後の方が対象であればまず基本のキからレクチャーする必要がありますが、今回の受講者さんは新入社員といっても既にある程度の業務を経験されている方々。なので、その経験から生まれたリアルな課題を解決していくほうが実践に即した研修になると思ったからです。前回の研修で、受講者さんたちが「具体的な課題を自ら挙げる能力のある方々」だとわかっていたことも決め手となりました。当然、講師にとっては「どんな課題、質問が挙がるかわからない」という状況ではありますが、すべてのお声に答えさせていただきました。皆さんからの課題や質問の真意をつかむ、それに対して的確な回答を行う、なおかつ時間内におさめる、と頭と口をフル回転で進める研修ですが、少しでも皆さんの進化の糧になるのであればそれほど嬉しいことはありません。

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研修の最後には、お一人ずつ年度末までの「マイ目標」を宣言していただきました。4月に初めてお会いした時からまた少し頼もしくなられている姿に感動! これで研修はいったん終わりですが、マイ目標の月次振り返りができるワークシートを「宿題」としてお渡ししました。研修の効果がずっと続き、皆さんの成長に役立ちますように。

終了後のアンケートでは「とてもわかりやすくアドバイスしていただきました」「上司や外部とのやり取りに役立てています」「グループワークがあってすごくよかった」といったお声をいただきました。ありがとうございました!

nibloomではこのような新入社員さま・若手社員さまを対象としたコミュニケーション研修を行っております。「どのような研修をしたらよいかわからない」「依頼するのが初めてなので何から着手していいかわからない」といった場合もお気軽にご相談ください。ご依頼・ご相談は下記のお問合せフォームからお待ちしております。
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2023-06-27 10:00:00

新入社員に電話応対を丸投げすると危険!その理由とやるべきこととは

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こんにちは! nibloomの講師・北村朱里です。新しい社員が入ってきたら最初の仕事としてとりあえず電話応対を任せよう、と考えている会社もあるかと思います。でもそれは実はとても危険な行為かもしれません…!

今回のコラムでは、なぜ危険なのか、最悪の結果にならないためにはどうしたらいいのかを解説します。「電話応対」は新人を辞めさせる毒にもなり得ますが、やり方によってはぐんぐん成長させる力にもなるのです。

■電話応対は想像以上に難しいもの

今でこそ携帯電話が広く普及しましたが、経営者や管理職の方の中には「子どもの頃は固定電話しかなかった」という人も多いでしょう。北村も、中高生の頃なんかは友だちの寮に電話して取り次いでもらったり、ボーイフレンドの自宅に電話をかけてたまにパパが出るとドキドキしたりした思い出があります(笑)。一方、今の新入社員の世代はそもそも固定電話を使った経験がなく「電話の取り方がまったくわからない」という人も多いもの。そのことを上司の立場としてはまず知っておかなくてはいけません。ついつい自分と同じ経験があると思い込まないことが重要です。

そして、入ったばかりの会社でいきなり電話を取る、つまり「知らない相手から知らない話を聞き、よく知らない人に取り次ぐ」のは想像以上に難しいということも忘れてはなりません。さらに新入社員には緊張やプレッシャーといった心理的障壁が加わるので、難易度はより一層高くなるのです。

■新入社員に電話応対を丸投げすると危険な理由

もしも上記のようなことを忘れて新入社員に電話応対を丸投げしてしまったとしたら、どんな危険性があるのでしょうか。

まず、お客さまや取引先からの電話の対応で大きな不備があった場合、クレームに発展し、信用失墜や売り上げ機会損失などにつながるのは想像に難くないところでしょう。これだけでも会社としては大事なものを失うことになります。

加えて、そのトラブルの対処をするために上司のリソースが消費されるため、本来の業務が遅れるなどして生産性の低下につながります。

そして一方その頃、電話応対をした新入社員はどう感じているでしょうか。自分のせいで迷惑をかけたと落ち込んでいるか、いきなり電話応対を任せられたせいでこんなことになったと怒りを覚えるか、だいたいどちらかです。前者の場合はモチベーションの低下から退職などにつながる恐れがあります。後者の場合は、口コミやSNSなどで会社の悪評を拡散されるかもしれません。いずれにしてもコツコツと積み重ねてきた会社の財産を一瞬にして失うことになりかねないのです。

■電話応対を任せる前にすべきこと

では、新入社員に電話応対を任せるのは悪い事なのでしょうか? 必ずしもそうではありません。丸投げするのが危険なのであって、きちんと段階を踏んで任せればむしろ新入社員が成長する有効な手段になります。

新入社員に電話応対を任せる前に何をしたらいいのでしょうか。以下に挙げていきます。

・社内の組織図や取引先のことを教える

「知らない相手から知らない話を聞いてよく知らない人に取り次ぐのは難しい」と前述しました。この「知らない」を「知っている」に近づけるほど、難易度は下げられます。そこで、社内の組織図と在籍している社員、よく電話がかかってくる取引先や担当者について新入社員に教えることから始めてください。少なくとも社名・部署・名前があればよいですが、できれば担当している業務や特徴などの補足情報もあるとベターです。また、顔写真も含めて一覧できる図にするとより覚えやすくなります。電話応対で顔を見るわけではありませんが「会った時にこういう印象だったな」「前にこんなこと言っていたな」と関連づけると記憶しやすくなるからです。作るのは手間がかかるかもしれませんが、一度作ってしまえばあとは人が入れ替わった時の更新だけでいいので、今後の新入社員のためにも作ってしまうことをおすすめします。

・電話を取る環境を整備する

電話を取りやすい環境を整えると、作業効率が上がりミスを抑制できるだけでなく、これから電話を取る新入社員のモチベーション維持向上にも寄与します。電話機の周りには物を散らかさずにスペースをとり、電話を受ける人が右利きであれば電話の右側にメモ用紙とペンを置きます。メモ用紙は十分な量を用意し、無くなる前に補充してください。ペンはインクが切れたり応対中に落としたりした場合に備えて2~3本置いておくとよいでしょう。応対の際によく使うマニュアルや資料などがあれば手の届きやすいところに配置し、インデックスを活用するなど検索性を高めておくとよいです。あとは新入社員に電話を取りやすい位置に座ってもらえばOKです。

・経験に合わせてフォローする

指導をする前に、その新入社員に電話応対や接客の経験があるかどうかを聞いてみてください。前述したように世代的には固定電話を使った経験がない人が多いはずですが、アルバイトなどで電話応対や接客をしたことがある人もいます。本人の現状レベルと大きく乖離する指導をしてしまうと無駄が多いばかりか本人のモチベーション低下にもつながります。未経験の人には電話機の使い方や第一声の挨拶といった基礎から教え、経験のある人には「アルバイトの時はこうやっていたと思うけれど、うちの会社の場合はここがこうなっていて…」というふうに経験と紐づけながら教えていくと効果的です。

・ロールプレイングを行なう

電話応対に慣れていない場合は、実際の応対をする前にロールプレイングをやってみましょう。この時のポイント1つ目は、最初は簡単な内容から始めていき徐々に難易度をあげることです。最初から難しくすると自信をなくしてしまいますし、簡単なものばかり続けてもスキルアップになりません。「ギリギリできる」くらいを狙うのが最も効果的です。2つ目は他の社員を巻き込むことです。例えばロールプレイングの相手役を入社2~3年目といった新入社員にとって身近な先輩に頼むなどです。皆が見守ってくれているという安心感を醸成でき、先輩たちとの関係構築につながります。何日かにわたってロールプレイングするのであれば、日によって担当する先輩を替えるのもよいでしょう。社内でより多くの人と関係を構築することで新入社員の定着につながります。また、先輩社員の経験値アップにも寄与します。3つ目はメモの取り方まで教えることです。「聞く・話す」と「書く」の同時進行につまづく新人は少なくありません。頻出語は略語や記号を使う、ゆっくり復唱しながら書き取るといったコツを伝え、応対しながら書けるようになるまでフォローしてください。

・電話機の操作を教える

新卒世代は固定電話に慣れていないと前述しましたが、そのような人たちにとってビジネスフォンはなおのこと操作が複雑に感じられるものです。慌ててパニックになってしまうこともあるので「かけるときは2番を押す」「保留はここを押す」のように操作方法を書いて貼っておくといいかもしれません。操作に不安がなくなることで応対そのものに集中でき、応対の質向上に役立ちます。

■電話応対を始めた後で重要なこと

新入社員が電話を取り始めたら、その後のフォローも重要です。初めてだと失敗することもありますが、失敗したことを決して責めてはいけません。ここで失敗をネガティブに捉えてしまうとやる気が低下するだけでなく信頼関係にも影響します。どんな結果であれ、チャレンジしたことを大いにほめてください。

そのうえで、間違っていることやうまくできなかったことはそのままにせず、しっかりフィードバックしてください。ポイントは、間違いは間違いだと濁さずはっきり伝えること。そして「あなたはダメ」という人格否定ではなく「この行為が間違っている」という行為ベースで伝えること。そして「こうするのが正解」「次からこうするとよい」ということまでセットで教えることです。

また、応対をしていくプロセスで見えてきたその人の良いところは積極的に伝えましょう。例えば声がいいとか、丁寧な姿がいいといったことです。こういうことは時間が経つほど言いづらくなるので、気付いたその日に言うのがポイントです。緊張して自信がない初期段階こそ、どんな小さな褒め言葉も励みになります。折に触れて上司の言葉から「励み」を得ている新入社員は上司に信頼を寄せ、会社に愛着を持つようになるものです。

さらに経験を重ねていくと、その人が何を苦手としているのか傾向が見えてきます。それがわかったら、また先輩社員の力を借りてロールプレイングの機会をつくるとよいでしょう。出来ていないことを本人に指摘するとネガティブに受け取られてしまうと思うかもしれませんが、むしろそこは率直に伝えたうえで親身になって一緒に解消していくほうがエンゲージメントは高まるものです。

nibloomでは新入社員や若手社員向け電話応対研修を承っています。
詳細はこちら
https://nibloom.com/info/5212842

 

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