コラム
後輩の「良いところ」を伝える方法|nibloomコラムvol.46
こんにちは! nibloomの講師・北村朱里です。
前回のコラムでは、人を褒めるという行為は、
1.人の良いところを見つける
2.それを伝える
の2ステップに分類できるとお伝えした上で、一つ目の「良いところの見つけ方」を解説しました。今回は二つ目の「良いところを伝える方法」についてお話します。
※前回のコラムはこちら
以前、私のセミナーに参加してくれた方がこんなことを言っていました。「誰かのことを良いなと思っても、褒めるとエラそうになってしまいそうで、何も言えないんです」。なるほど、たしかにその気持ちはわかるような気がします。
褒めたつもりがエラそうになってしまうとしたら、原因は何なのでしょうか。もちろん褒めるという行為自体がダメなのではありません。ポイントは、褒めるときの「言葉のチョイス」です。
エラそうに聞こえてしまう原因は「評価」の言葉を使っていることです。例えば…
【評価の言葉】
・よくできていますね
・素晴らしいですね
・えらいね
など。まったくもって良い意味でしかない言葉ですが、なぜかエラそうになってしまう理由は「自分が相手を評価している」ことになるからです。
では、どうすればいいのか。評価ではなく「感想」の言葉に変換してみてください。相手の行動、発言、状態を評価するのではなく、それを見て、聞いて、触れた自分の「気持ち」を表現するのです。
【評価の言葉を「感想」に言い換える】
・あなたが作った資料、よくできています → わかりやすくて助かりました
・あなたのスピーチ、素晴らしかったです → 感動しました、勉強になりました
・自ら進んで仕事を引き受けるとは、えらいね → 尊敬します
相手の「良いところ」をちゃんと相手が喜ぶ言葉で伝える習慣が身に着くと、相手が喜ぶ→自分も嬉しい→周りに良い空気が伝播する→職場のコミュニケーションが活性化される、といった好循環がめぐります。前回の「褒めるポイントの見つけ方」と合わせて日頃の業務に取り入れてみてください!
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