コラム
声が小さいのは悪いこと? 早口は直すべき?|nibloomコラムvol.9
こんにちは! nibloomの講師・北村朱里です。今回は、ときどきご相談を受けることがある「声」と「話し方」についてです。
「私、声が小さいんですけどそれじゃダメですよね?」「早口のクセを直さないといけませんよね?」こんなご相談を受けた時、北村がお話していることとは……
■声が小さいのは悪いこと?
北村の答えはNO! 声が小さいことも大きいことも単なる「特徴」だというだけなので、良いも悪いもありません。もし「話をしている時、相手に聞き返されることが多くて悩んでいる」という方がいたら、無理して大きな声を出そうとしなくても、相手に聞き取りやすく話す工夫をすれば大丈夫! できるだけ下を向かずに前を向いて話す、大事なことはゆっくりめに話す、口を縦横にハッキリ開けて話す、このあたりが効果的ですよ。
そしてもし、部下の声が小さくて困っているという上司の方がいたら……一番のクスリは「自信を持たせること」かもしれません。声が小さいよって注意するのはやめておくのがおすすめです。それより、その人の発言をたくさん褒めて、慣れてきたら「今の意見とってもいいから、みんなにも聞かせてあげて!」とハードルをちょい上げしてみたり。ちょっと根気がいりますが、1年後にはだいぶ変化が見られるはずです。
■早口は悪いこと?
北村の答えはNO! 早口そのものが悪いということはなくて、その人の声の出し方との相性がポイントなんです。声が明瞭で滑舌よく話すタイプの人は、多少早口でもまったく問題なかったりします。むしろ快活なキャラが引き立って良いかも! 逆に滑舌に自信がないんだよなあっていう方は、ゆっくりめに話すことでカバーできたりします。
あとは場面によって、重要なことを話すときや柔らかい印象を与えたいときにはスピードを落として、飽きさせずテンポよく伝えたいときにはちょっとスピードアップして、なんてできるといいですよね(私もなかなか…笑)