コラム
年上の部下と良い関係を築く方法|nibloomコラムvol.21
こんにちは! nibloomの講師・北村朱里です。私は20代の頃に会社で「上司」の立場に初めてなりました。部下は最大のときで100人くらいいたのですが、半分以上が年上!(40代くらいが多くて60代もいました)そんな環境でたくさん失敗し、嫌われたりもして、最終的には皆さんと良い関係を築くことができた私の体験から「年上の部下と良い関係を築く方法」のポイントを紹介します。
1.経験を尊重する
年上の部下は、社会人として多様な経験を持っています。特に自分が新卒入社で、部下が数社を経て転職してきているような場合、部下のほうが外の世界をたくさん知っているということもあります。誰しも自分が頑張ってきた経験には誇りを持っていますから、それを尊重されると嬉しいもの。なおかつ、その経験を業務にうまく生かしてもらえばこれまで以上の成果につながるかもしれません。
2.人生の先輩として頼る
仕事以外の部分も含めて、人生の先輩として相談したり教えてもらったりして頼りにするという方法です。例えば私の同僚なんかは、年上の部下に子育ての相談をしていました。私は恋愛相談とかしてたかな(笑)。人は頼られると喜びを感じますし、頼ってくれた人のために何かしてあげたいと思うもの。そうすると業務上の協力も得やすくなるというわけです。
3.弱みを見せる
私が20代で上司になった時、舐められまいと強がっていましたが見事に逆効果でした。そりゃあそうですよね。そんな威圧感あるえらそうなやつとなんて気持ちよく仕事できるわけがない。前述の「頼る」にもつながりますが「〇〇で困っているから助けてほしい」「〇〇で悩んでいるのだけどどうしたらいいでしょう」と、できないこと、わからないこと、弱いところは素直に開示するのが大事。そのほうが人間味があり、一緒に頑張りたいという気持ちにさせるものです。
4.毅然としてお願いする
部下と仲良くなるのはいいのですが、仕事の関係であることを忘れてはいけません。会社である以上、業務上の命令には必ず従ってもらう必要があります。変に気を遣って「できればやってほしいのですが…」と曖昧な態度をとっていると「やらなくてもいいんだ」と思わせてしまい、事業活動が成り立たなくなってしまいます。「これはやめてください」「これはやってください、お願いします」と、毅然とした態度で明確にお願いするのがポイントです。「反発されたらどうしよう」と思っているあなた。そうならないためにも、上記1~3を日頃から行なっているのが大事なのです!